まずは介護施設や老人ホームなどの福祉施設についてのAEDの設置事例や導入されているAEDの価格例をご紹介します。
「人が多い」「心停止のリスクがある場所」などは、AEDを設置する施設の条件といえます。介護・福祉施設はこの条件に当てはまる場所であり、50人以上の高齢者施設では心停止の発生が一定頻度で発生している現状があります。
そうした背景から、介護施設や老人ホーム、福祉施設でのAED導入は進んでいます。その普及率は数字では明らかになってはいませんが、導入が年々進んでいます。
都道府県によっては積極的に導入を呼びかけているところ、補助金を給付しているところも多く、今後は当たり前のように導入されていくものと考えられます。
あるケアサービスセンターでは、高齢者が多く利用する環境であるため、必要性を感じて導入。持ち運びに便利で操作が簡単なタイプを選んだとのこと。施設を利用する方の誰にでも目に付く受付近くのホールにつながるカウンターに設置しているそうです。
介護施設や福祉施設、老人ホームなどにおいて、AED設置によって利用者の蘇生に成功した例は報告されています。AEDの普及が進んだことで、これまで助からなかった命が助かるケースが増えてきたことは間違いありません。
AEDを操作するのは、基本的には現場にいるスタッフということになります。そのため、AEDの講習もしっかりと行なわれている施設が多いようですが、最近では施設の利用者がAEDの講習を受けることも増えてきています。
設置されている施設では、施設の規模にもよりますが複数個が導入されることが多く、設置場所はホールなど大勢が集う場所です。ただし、各部屋への持ち運びも便利なように小型タイプが適しています。
また、使用対象が大人や高齢者に限られますので、小児対応のAEDである必要はありません。価格帯としては30万円前後、2~3kgのもので、誰でも簡単に使用できる機種が導入されています。
日本では、年間6万人もの方が病院外で心臓突然死に陥っています。救急車の平均到着時間は8分後。しかし、救命処置が1分遅れるごとに死亡率は10%も高くなってしまうのです。
このサイトは、命を救うAEDについて、価格をはじめ、販売会社や導入事例など、いま役に立つ情報をまとめました。